開運占いとはどのような内容なのか、詳しく知らないという方は多いのではないでしょうか。人生何もいいことが起こらないと感じたり、周りの人の運のよさを羨ましく思ったり、「運」については誰もが気になるところですよね。
しかしいざ開運したいと思っても、どのような行動を起こすべきなのかわからないことも。そこで今回は、運気を上げてより幸運を手にしたい方に向けて、開運占いについて詳しくご解説していきましょう。
そもそも開運とはどんなこと?
「開運」は文字通りに「運を開く」と解釈できますが、具体的にどのようなことなのか、ポイントごとに詳しくご説明していきましょう。
開運の意味について
開運アクセサリーや開運スポットなど、運がよくなることには誰でも興味があるはず。開運とは「運が開けて幸福に向かう」という意味がありますが、そもそも「運」とは、その人の努力や意志ではどうにもならないことともいわれています。
世の中には運がいい人、悪い人がいますが、開運は自分の努力でより運を高めることと解釈できます。また、開運はお守りを持つだけのことではありません。
本来の意味は、自分の力で道を切り拓いていくことで、その手段としてお守りを持ったり、占いでアドバイスを受けたりして運がよくなる手助けをしてもらいます。
運気について
運はとても抽象的なものなので、自分の運気がどうかといわれてもはっきり説明できないですよね。そもそも運に関連する運気とは、毎日の生活においてよいことと悪いこと、どちらにも影響を与える流れや勢いのようなもの。
目には見えないプラスのエネルギーが働くと運気がよくなり、マイナスのエネルギーが働くと運気が低迷すると考えられます。更に「バイオリズム」という言葉も運気と関連するもので、人が持つ運命は周期的な流れで変わるとも考えられています。
また、運気はポジティブな時はよい流れが引き寄せられ、ネガティブになっていると更に悪い運気が引き寄せられるともいわれています。
幸運との違い
開運と幸運はどちらもよい意味がありそうですが、共通するのは運がよいということ。しかしそれぞれには違ったニュアンスの意味もあります。幸運とは、運がよく思いがけない出来事が起こるなど、巡り合わせがよい状態。
予期せず訪れるよい出来事が偶発的に起こることを指します。また、特定の出来事でよい結果が出る場合、たとえば絶対に無理だと思った試験に合格するといった状況もあるでしょう。
そして幸運なケースとしてよくあるのは、宝くじに当選するといったことです。開運は、幸運に向かうことであり、運勢をポジティブな方向に導くこと。
開運の最終的なゴールとして幸運が待っているともいえるでしょう。幸運になるための努力や行動などの過程が開運であると捉えることができます。
開運占いの種類について
インターネットやアプリなどで手軽にできる占いがとても人気ですが、開運占いにはどのような種類があるのでしょうか。人気があるものの特徴をそれぞれご紹介していきましょう。
姓名判断
家族が持つ姓名の運勢的な意味を理解し、幸運に導くものが姓名判断です。人名のうち、音の響きや陰陽のバランスなども要素として取り入れて鑑定します。
姓名判断は、健康運や金運、恋愛運などを読み解くもので、姓名を総合的に判断する要素には「五格」と呼ばれるものがあります。一つ目の「天格」は、姓の総画数で、先祖代々受け継がれている運勢のこと。
姓の最後の文字と名前の最初の文字の合計画数は「人格」と呼ばれ、その人の才能や性格、内面的な運勢を示します。「地格」は、名字を含まない名前の画数を意味し、幼少期から青年期の運勢のうち健康や恋愛に影響することを示すもの。
「外格」は、総画数から人格を引いたもので、社会生活における運勢や対人関係などを示すものです。そして総画数「総格」が示すものは、晩年期から生涯における総合的な運勢です。
名前はすぐに変えられるものではありませんが、ビジネスネームやペンネーム、命名や改名などによって開運するケースもあります。
手相占い
手相占いは、手のひらにある線やふくらみを用いて、未来の傾向や才能、性格、健康状態などを占う開運占いです。手相は日々変わるともいわれているので、開運のためには定期的に鑑定してもらうこともよいでしょう。
手相は生まれつき持っているものではなく、自分の意識や行動で運命は変えられると捉えることが大切です。手相では、人生における様々なことを占えるとされています。
体力や健康、寿命の傾向などの意味を持つ「生命線」、愛情、人間関係の傾向、感情を示す「感情線」、才能や適性、興味、思考パターンを示す「知能線」、人生の転機や仕事運がわかる「運命線」など。
更には、経済力、金運、蓄財の才能を示す「財運線」、結婚の時期やパートナーシップを示す「結婚線」もあります。手相でわかることは可能性や課題などで、開運のための具体的な行動を起こすきっかけとなります。
四柱推命
四柱推命は、中国の陰陽五行思想に基づく占いで、生年月日と生まれた時間を四つの柱としてその人の適正や健康、財運、性格などを占います。四柱推命で開運するには、自分の命式の意味を理解することが大切です。
自分がどのような人間なのか正しく知らないと、才能や特性を発揮することはできません。また、運気が発展期なのか、停滞期なのか、それとも変化期なのか知ることも四柱推命のポイントです。
それぞれの運気の流れに合わせて、タイミングよく行動を起こすことが必要です。たとえ今が注意すべき運気だったとしても悪く捉えず、何を改善すべきなのか考えて乗り越える課題にすることが大切。
そして運気を高めるために必要なメッセージを受け取り、具体的な意識改革や行動のチャンスにしていきます。また、四柱推命においては、ファッションやインテリアに取り入れるべきカラーのアドバイスや開運になる食べ物、行くべき場所などの指針もあります。
タロット占い
タロット占いは、78枚のカードを使ったもので、質問者の宇宙のエネルギーや潜在意識を示すものと考えられています。質問者は、知りたいことを具体的に相談することがコツ。
タロットカードは偶然に引くカードなのですが、驚くほど的確に現在の状況や悩み、気持ちなどを映し出すともいわれています。カードの中には、困難や不安を示すものもありますが、決して悪く解釈せず、ポジティブな側面があることも理解する必要があります。
タロットカードは将来を決めるものではなく、注意が必要な現状でもそのままにしたらどうなるのか、可能性をよりよく変えるにはどうすべきかアドバイスしてもらうためのものです。
たとえば「戦車」のカードが出た時は、積極的にアクションを起こすことが大切。カードから得たメッセージは、開運のための行動計画につながります。
数秘術
開運占いとは、自分でよい運気を作り出すためのものですが、占いはあらゆるアドバイスがあるために開運もしやすくなるでしょう。開運占いのひとつで人気がある数秘術。
これは、数字に込められた固定のエネルギーを元に、生年月日や姓名を数字に変換し、特定の方法で算出して鑑定するものです。数字には、運命数、誕生数、魂数、人格数、表現数などの意味があり、自分の開運ナンバーを知ることでよりよい人生が導けます。
各数字が示すものには、自分の得意なことや長所などがあり、それらを認識することでよりパフォーマンス力がアップします。また、克服すべき課題や注意したいことを理解し、悪く捉えず成長の機会にすることもできるでしょう。
たとえば表現力豊かな数字「3」ならば、もっと人前で話す機会を増やしたり、クリエイティブなことに挑戦したりして、自分らしく生きられるようになります。
オラクルカード
開運占いとは、幸運を目指す方に人気がある占いで、近年話題になるオラクルカードも開運にメリットが多いとされています。オラクルカードは、タロットカードとは少し異なり、多種多様なテーマを持っています。
相談者は、漠然とした「幸運になりたい」という質問ではなく、「いつ結婚したらいいのか」「今どうすればいい仕事が見つかるか」といった具体的かつポジティブな意図で鑑定してもらうことが大切です。
引いたカードの意味を理解するだけではなく、最初に感じたことなど、絵柄から得るインスピレーションも自分にとって大切なメッセージ。自分の悩みや弱みにカードのメッセージがどう関連するか解釈すると、より行動意識も高まります。
オラクルカードは、ただ読むだけではなく、開運の核心になる具体的な行動へとつなげることが大切です。
算命学
算命学では、生年月日から導き出す「命式」で個人の特性や運気の流れを読んでいきます。算命学には、人間の本質的な性格である十大主星や人生エネルギーの強さを知る十二大従星、運気が不安定になる天中殺などがあります。
また、算命学の特徴は、吉凶を占うだけでなく、その原因や理由を理解し、宇宙の法則に添ったアドバイスが伴うこと。開運するには、本質的な才能や適性を知り、人生のテーマを把握していくことが大切です。
また、算命学において大切な運気の流れで、今現在どの運気にいるのか知ることも重要です。とくに注意したい天中殺の時期を把握し、行動のタイミングを計りましょう。
また、全ての人には生まれ持った役割や性質があり、自分の宿命を理解して生きることが開運につながると考えられています。
九星気学
九星気学とは、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の九つの星とそれらが持つ気のエネルギーで運勢や方位の吉凶を占う方法です。
九星気学では、自分の本命星と月命星を理解し、自分の得意や苦手を把握することが大切。そして運気の流れと方位を意識し、エネルギーをポジティブに活用していきます。
開運占いとは、積極的に幸運を目指して行動することです。九星気学もまた、吉方位への旅行でよいエネルギーを吸収したり、運気が上昇する吉方位に引っ越して長期的に生活したりするような行動のサポートになります。
また、ラッキーカラーの取り入れやよい運気を導く感謝の心など、普段の行動や心構えを見直すチャンスにもなります。九星気学では、自分の本質を知り、空間と時間のエネルギーを意識的に活用することが大切です。実践的なアプローチをする開運占いともいえるでしょう。
風水
インテリアカラーを意識したり、ラッキーアイテムを持ち歩いたり、日常生活でも取り入れやすい風水。開運するには、風水で住まいや身の回りなどを整え、運気を向上させることが大切とされています。
風水はインテリアのテクニックと思われがちですが、本来は自然のエネルギーを取り入れて心身を穏やかに保つ環境学です。風水の主な要素は、五行、陰陽、方位。
風水で開運のために取り組むことは、気の滞りを改善するために不要なものを処分する、清掃や換気を定期的に行うなど、普段の生活にメリットが多いことも特徴です。
また、部屋のそれぞれの方位を理解し、適したアイテムやインテリアを使うことも大切。とくに色は幸運を導く要素が多く、金運をアップさせるには黄色のお財布がいいなどとよくいわれますよね。
風水には、自分自身を映し出すものは住まいの環境であるという開運メソッドがありますので、無理のない範囲で気の流れを整えることが重要です。
開運占いでやってくれることは?
開運占いとは、実際にどのようなことをやってくれるのか、ポイントごとに詳しく見ていきましょう。
現状の把握をする
変えたいことがあっても、何が悪いのかわからないと占いの鑑定結果も生かせません。開運占いでは、まず自分の現状をよく知ることからスタート。
占いは未来予想に思われがちですが、それだけではなく、自分がどういう人間で今どのようなエネルギーの中にいるのか明確に判断できるものです。
また、自分の基本的な性格も開運占いを通じて発見できますので、自己をより知るためにもよいでしょう。生まれ持った才能や適性など、人生の土台となる現状の把握はとても大切な部分になります。
未来予測をする
いつ困難な状況から抜け出せるのかというのは、今不安を抱えている方にとって一番気になる部分ですよね。開運占いでは、未来予測が鑑定でき、そのために今やるべきことややめるべきことなどもわかります。
占いは論理的なデータではなく、直感や感覚などを使うもの。そのためメッセージやサインに気づくためにも、より集中力が高まり敏感になります。
必ずしも予想された通りの未来が訪れるとは限りませんが、開運占いで鑑定されたことは、受け側の直感に響くものになるでしょう。
開運に向けたアドバイス
開運占いは、鑑定してもらって終わりではありません。占いでアプローチされるのは、行動と日々の習慣を変えること。どの占いも目に見えないエネルギーとの関連性がありますので、運気の流れをスムーズにするためにも、ポジティブに暮らしていくことが大切なのです。
人によってはインテリアを新調したり、転職や旅行をしたり、環境の変化で開運をサポートすることもできます。今何をすべきなのかは、占いで詳しく教えてもらえるでしょう。
モチベーションを高める
開運占いは、よい結果ばかりではないかもしれません。それでも大切なことは、占いを通じてモチベーションを高めること。行動の指針がわかると自然とやる気が湧き、幸運を呼び寄せるためにエネルギーが高まります。
自己鑑定でも同じくモチベーションがアップするのは、自分の強みを把握できるため。また、行動のタイミングもわかりますので、プランを立ててそれに向かって毎日行動できるようになります。
開運占いの効果について
開運占いをやると、次のような効果が期待できます。鑑定を終えてからは自分の意識次第なので、鑑定結果を効率的に取り入れることもよいでしょう。
運気がアップする
開運占いをやってすぐに運気がアップするわけではないかもしれませんが、今までやっていなかったことを始めるなど、よりよい未来に向けた行動がスタートできます。
新しいことを始める時期ではないのなら、今は慎重に行動するべき。そんな運気の流れを理解しておくと、もっと安全で幸福な計画を考えられるようになります。
運気アップの前兆では、必ずしも驚くような出来事が起こるわけではありませんが、些細な好転を意識してみると幸運が近づいていることがわかるでしょう。
問題解決力が身につく
開運占いの鑑定により、自己理解を深めて行動につなげること。それは、占いをすることで得られる素晴らしいメリットです。開運の力が働くと選択肢が明確になり、現実世界で行動を起こしたくなります。
問題解決は、開運するために不要なものを排除する際にも必要不可欠です。自分の価値観に合う決断ができるようになると、幸福も手に入れやすくなるでしょう。
自己理解しやすくなる
占いは、面白半分にやっていると本来のメリットが得られなくなってしまいます。開運占いなら、自分自身を客観的に見つめる機会になりますので、気づかなかった才能や克服すべき課題を発見できるでしょう。
たとえば自分は内向的な性格だとずっと思い込んでいたけど、開運占いで自分の本来の内面を理解し、積極的に行動できるようになったということもあります。自己理解は、悪い面も含めて自分を深く知ることであり、結果的に自己肯定感が高まります。
開運占いをして日々を充実させよう!
開運占いは、インターネットや対面の占いなど、様々なスタイルがありますので、気になるものからぜひトライしてみましょう。開運を願うことなら誰でも可能ですが、実現させるにはそんな気持ちを行動に移すことが大切です。
占いは、開運に向けて最初にできることのひとつで、鑑定結果からは自己発見やモチベーションアップなど、人として大切なことも学ぶことができそうです。
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