完璧主義をやめたいけれどどうしてもできない…という方は意外と多いのではないでしょうか。完璧主義は仕事においてとてもメリットがあり、他者からも信頼される存在になる理由です。
しかし自分自身が一番辛いこともよくあるでしょう。適度な完璧主義が一番の理想ではありますが、今回は完璧主義をやめたい方におすすめの自己啓発方法など、より過ごしやすい自分になるためのポイントを詳しくご紹介していきましょう。
完璧主義のメリット
完璧主義をやめたいと思うのはいくつかの原因があると考えられますが、まずは自分自身を受け入れることも大切です。完璧でいることはあらゆるメリットもありますので、まずは次のポイントを意識してみましょう。
信頼される
社会生活において、他者から信頼されることはとても大切で、キャリアにメリットがあるだけでなく自己肯定にもつながります。完璧主義は信頼度が高いことが共通し、周囲から頼られる人であることがほとんど。
そもそも完璧主義とは有言実行と同じで、必ず責任を持って物事をやり通す人たちです。失敗した時は正直に報告し、誰にでも平等な態度で良好な関係を築けるでしょう。
常に高い信頼感が寄せられますので、チームワークではリーダーに抜擢にされることも多いです。信頼されるためには、責任感は欠かせません。手を抜いたり妥協したりしない人は、ビジネスでも理想的な存在になります。
セルフコントロールできる
完璧主義のメリットはセルフコントロールできることで、目標達成に向けて自分で行動や思考を管理できます。衝動的な行動を抑えるためにも、長期的に物事を見られる人でしょう。
完璧主義の方は小さなゴール設定が得意で、成功体験に満たされていますので、自分をより制御しやすくなります。また、セルフコントロールはストレス軽減にもメリットがあり、困難にぶつかった時も冷静に対処が可能です。
仕事中は無駄話はしない、スマホの利用頻度が少ないなど、誘惑から自分を遠ざけることもできるでしょう。完璧に物事を仕上げるには、やるべきことと後回しにすることの判断が必要です。完璧主義の方は自己管理能力が優れているので、自分に甘えず問題解決ができます。
努力家である
完璧主義をやめたい方の中には、常に努力する自分に疲れてしまう方も多いでしょう。完璧でいるにはコツコツと努力を積み重ねる必要があり、困難に直面しても諦めない強さが欠かせません。
努力家の方は、最後までやり遂げるための確実な目標設定があり、そのためには嫌でも継続していきます。努力は誰にでもできることではなく、とくに努力を惜しまない姿勢は完璧主義に共通する部分。
そんな方は周囲からも尊敬され、より努力家になるのです。人によっては隠れて努力することもあり、一生懸命に頑張ることでより向上心も身につけられるでしょう。
その土台にあるものは、ポジティブ思考です。完璧主義でいるためには、何事も前向きに取り組むことが大切です。
結果の質が高い
完璧主義のメリットは、質の高い結果を出せることです。たとえば仕事で目標にした売上達成金額。完璧主義の方は、額面でクリアするだけでなく、クライアントとの関係を向上させて信頼性を高めるといったより高度な結果を生み出します。
物事を完璧にこなせるのは、相手が求めることを理解してきちんと提供できるから。それは仕事だけでなく人間関係も同じで、曖昧な関係を避け、お互いに何でも話せる関係になれることも多いです。
また、完璧主義の方は、長期的な信頼関係を築けることもメリット。成功循環のサイクルやシステムを作り出し、結果的に素晴らしい結果となるのです。しかもスピーディでミスがない、そんな完璧主義の性質にはたくさんのメリットがあることがわかります。
責任感がある
完璧主義のメリットは、最後までやり通す責任感が強いことです。自分の立場や役目を正しく理解し、途中で投げ出さない姿勢。難しい状況になっても、自分がやるべきだという当事者意識があります。
責任感がある人は、時間や約束事をきちんと守りますので、相手も自然と同じく責任のある行動をとるでしょう。たとえミスが発生しても他人のせいにはせず、自分がクリアするべき課題として捉えます。
社会生活において責任感は無視できないもので、キャリアアップのためにも最後までやり通す力は必要です。責任感が強い人は、トラブルや困難への対処が得意。最善を尽くす人なので、周囲も献身的にサポートしたくなるでしょう。
完璧主義のデメリット
完璧主義をやめたいと思うのは、デメリットが負担になっているからだと思われます。一見素晴らしいことなのですが、完璧主義には次のようなデメリットがあります。
常に不安がつきまとう
完璧主義は「最後までやらなければいけない」「正しくやらなければいけない」といったプレッシャーが多く、常に不安を抱いてしまいます。そのため完璧主義をやめたいと思う人は多く、精神的なコストが高いといえるでしょう。
失敗しても立ち直る完璧主義ですが、同時に失敗したくない不安も強く、常にストレスを感じてしまいます。また、成果により「自分はもっとできるはずだ」と自己肯定感に影響を与えることもあり、精神的な不安はどうしてもつきものに。
完璧主義の方は、完璧でいる自分が好きなので、物事に取り組む際は何でも一人でやり遂げようとします。一人ではできないことでも頑張ってしまうので、些細なことにもストレスを感じるようになるかもしれません。
仕事が遅くなる
完璧主義をやめたい人の中には、仕事の効率や生産性が低く、それが原因で自分を変えたいと思う人もいます。完璧主義は仕事が速いという印象が強いかもしれませんが、スピード感以上に正確性を求める方も多く、結果的に仕事が遅くなる場合も。
プロジェクトなら、事前準備に時間をとりすぎて着手が遅れるということもあるかもしれません。また、完璧主義のデメリットは、些細なことも無視できないため、細かい修正箇所に時間を使いすぎて全体のプロセスが遅れることもあります。
納得できないことがあるとそこで止まってしまうので、納期を守れない可能性もあるでしょう。準備はとくに大切にしていますので、物事を先延ばしにすることもあるかもしれません。
他人にも完璧でいてほしいと思う
完璧主義をやめたいと思うのは、他者との関係がこじれやすいことも理由です。完璧主義の方は、基本的に自分に厳しく、ストレスや不安を抱えながら過ごしていることが多いかもしれません。
しかしあらゆる点で「自分がそうだから、他人もそうであってほしい」という考え方があり、同じく完璧を周囲にも求めてしまうのです。そうすると、人の些細なミスが気になり、イライラが表情や態度にも出てしまうでしょう。
また、完璧にできる自信があるため、山積みの課題があっても他人に任せるのが嫌に。そんな態度が周囲との壁を作り、人間関係を悪化させることもあるかもしれません。完璧主義同士でも、お互いのやり方が気に入らずぶつかることはあります。
トラウマになりやすい
完璧主義のデメリットは、トラウマを抱えやすい点にもあります。ミスを極度に恐れるため、過去の出来事をいつまでも忘れられず苦労することもあるでしょう。
完璧主義の方は、白か黒か、はっきりと二分化して考える傾向もあり、それに当てはまらない状況に遭遇すると理解に苦しみます。過去の失敗も、自分の成長になると思えば何とかやり通すことができますが、完璧主義だといつまでも失敗にこだわり、成長の機会を逃す可能性もあるのです。
失敗を引きずるのは誰にでもあること。しかし完璧主義はとくに自分に厳しい部分がありますので、いつまでも自分を責めてしまい、それがトラウマや自己否定の原因になってしまうのです。
ミスを恐れて挑戦したくなくなる
完璧主義のデメリットは、ミスを恐れるために自分が知らないフィールドや経験のないものに挑戦できないことです。新たな自分の能力を発掘できないことは、成長のチャンスを逃すのと同じことです。
失敗は自己価値を下げるものと捉える傾向があるので、何かに挑戦する際はとても時間がかかるでしょう。やり始めて思い通りにならないと、途中で投げ出してしまうケースもあります。
完璧主義の原因について
完璧主義をやめたいと思うだけではなかなか改善できない場合もありますので、原因を理解して自分に合った方法を取り入れてみましょう。それでは、完璧主義の原因となる主なポイントをそれぞれご紹介していきましょう。
他人の評価が気になる
完璧主義になる原因は評価を気にしてしまうことで、他人に自分がどう見られているか気にしていると、無意識に自己肯定ができなくなります。
評価が下がることを過剰に不安に感じ、自分を責めてしまうこともよくあるでしょう。些細なミスもいつまでも気にし、必要以上に反省するように。
不安を抱えてストレスを溜めやすいため、そうならないためにも完璧でいようと思うのです。他人の評価が気になるのは、自己肯定感が低いことも関係しており、自分の価値は他人の評価が基準に。
ダメだと言われると自分はダメと思い込み、他人の言葉や態度を過剰に深刻に捉えてしまうのです。失敗を恐れて挑戦しないのは、完璧主義の人の特徴。他人のやることや評価はあまり気にしないほうが、自分の能力を発揮しやすくなるでしょう。
幼少期の環境が関係することも
大人になってからの人格形成に大きく影響する幼少期の経験。親から厳しく育てられた人はいつも結果を重視し、必要以上に努力する大人になります。
何でも完璧にこなすよう親に言われ続けると、それがやがて自分の判断基準に。結果が伴わないと評価されないと思い、常に人以上に完璧を求めてしまいます。
もっと楽に生きたいと思うのは当然のこと。周囲から要求されて完璧になろうとするのはとても負担で、心身ともに疲れますよね。しかしそんな幼少期を過ごしてきた場合、大人になっても完璧主義であることに気づかない人も多いです。
生まれつきの性格はなかなか変えられなくても、価値観は大人になれば社会経験を通じて変えることは可能です。
褒められた経験が少ない
厳しい環境にいると、小さな成功では周囲が喜んでくれないことも。褒められた経験が少ないと完璧主義になる可能性があり、いつも他の人と比較され、自分が劣っていると思うともっと努力しようと感じてしまいます。
褒められると更にテンションが上がり、人はより成功に向けて前進できますが、いつもネガティブな評価ばかりでは自分自身に疲れてしまいますよね。
褒められる経験は自分の努力次第ではありますが、周囲の価値観に振り回されて完璧主義になることも考えられます。
理想が高い
完璧主義になるのは高い理想のためで、人以上に成果を出したい願望があります。高い理想はモチベーションアップにもなるので必要ですが、休むところがないと精神的にも疲労してしまうでしょう。
完璧主義は仕事ができる人も多いものの、常に頭を働かせて次の動きを考えています。理想に向かって努力する姿は素敵ですが、高すぎる理想があると結果的に達成できず自己否定することに。完璧さを追求する人は、自分を追い詰める傾向があるので注意しましょう。
失敗のトラウマがある
完璧主義になるのは、過去の失敗がトラウマになっていることも原因で「絶対にやってはいけない」「二度と同じことは繰り返さない」など、過度な恐怖心を抱いています。
その結果、新たな挑戦はせず、できる範囲での繰り返しに。自己評価が基本的に厳しい人なので、ミスしないよう自分を防御しながら暮らすところもあります。
完璧にやろうとしたことを失敗するとトラウマになり、確実に成功することしかできなくなってしまいます。ミスするたびに自分を責め続け、心理的ストレスも溜まっていくでしょう。
自己啓発で改善しよう
完璧主義をやめたい人は、自己啓発でもっと自分を肯定してあげることが改善のコツです。なぜ完璧でないとダメなのか、客観的に自分を見つめ直すチャンスにしてくださいね。それでは、完璧主義を直すコツを詳しくご紹介していきましょう。
評価は気にしない
完璧主義をやめたい人は、まず他人の評価を気にしないよう意識してみてください。最初は難しいかもしれませんが、他人の視線が気にならなくなると不安が軽減していきます。
完璧主義の方は、自分の価値観で完璧を求めているのですが、中には他人から要求されていると思い込んでしまう人もいます。他人の評価よりも自分の満足度を意識して、たとえ100点がとれなくても十分努力したと思えばそれでもいいのです。
完璧主義を克服するには、自分の評価の軸をしっかり持っておきましょう。思考の癖を直し、結果よりもプロセスを重視したり、できなかったことよりもできたことを褒めたりする考え方もよいでしょう。
やり遂げることを大切にしよう
完璧主義をやめたい人は、これからは「完璧」ではなく「完全」を意識してみてください。100点を目標にするのは心身のプレッシャーになり、失敗した時の挫折感がとても大きくなります。
それよりも最後までやり通すことを目的にすれば、完璧できなくても自分なりの完成度は実感できるはずです。何かを完璧にやり通すには時間がかかることもありますので、仕事なら8割完成したものを期限内に出すなど、最低限の基準を決めておくともっと楽になるでしょう。
とくに準備段階は、完璧主義の方がかなり重視するところですが、十分に準備できなくてもまずは少しだけ手をつけるなど、とりあえずやってみる精神も必要です。
ポジティブに判断する
完璧主義は失敗を極度に怖がるところがあり、小さなミスでも自己否定してしまう傾向があります。そんな思考を変えるには、物事をポジティブに判断する習慣も必要です。
一日の終わりにできなかったことを思い出すのではなく、できたことを考えてください。完璧ではなかったけれど苦手なことに挑戦できたなど、加点方式で自分にプラスしてあげること。ちょっとした視点を変えるだけで、自己肯定感はもっと高まるでしょう。
自己受容する
完璧主義をやめたい人は、どのような状態でも今の自分を受け止めてください。いきなり全てを受け入れるのは大変かもしれませんが、ネガティブな自分がいるのも当然です。
ダメだと思う部分を否定するのではなく、それが本来の自分だと否定しない練習をしてください。そのためには、自分自身を冷静に判断することも必要で、不安になっている時は「失敗したくないのだろう」と今の自分の状態を観察してみましょう。それでもいいのだとプラス思考になると、完璧でない自分をもっと好きになることができます。
過去の自分と比較する
完璧主義をやめるには他人を相手にせず、過去の自分をライバルにしてみてください。「以前できなかったことが今はできる」という考え方は、完璧主義を手放して自己肯定感を高めるきっかけになります。
一気に自分を変えることは難しいので、コツコツと現在の自分を高めて成長していることを実感しましょう。
完璧主義をやめたいと思ったら自分の心と対話してみよう
完璧主義をやめたいと思った時、なぜ完璧でいるべきだと感じるのか、目的をもう一度考えてみてください。人から評価されたいなど、理由が外に向いている場合は自分を苦しめる原因に。失敗から学ぶことにはとても価値がありますので、完璧でなくても前進する自分を褒めてあげてください。
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