自己啓発できない人とできる人の違いは、やる気だけなのでしょうか。自己啓発の有無はキャリアに関係するだけでなく、人生をより充実にして豊かにするためにも大切なポイントです。
もっとやればできる、自分をポジティブに変えたいなど、今後の自分を見直したい人は、ぜひ自己啓発できない理由を考えて、ぴったり合う対処方法を実践してみましょう。
そこで今回は、自己啓発できない人の原因や効果的な方法について詳しく解説していきましょう。
自己啓発できない原因について
自分を変えたい、もっと成長したいという思いは自然で、そのために多くの人が自己啓発に挑戦しています。しかし頑張ってもなかなか成果が出せない人も。では、なぜ自己啓発できないのか、考えられる原因をポイントごとにご紹介していきましょう。
やらされている感がある
自己啓発できない原因は、自分軸でなく他人軸になっており、「自己啓発しなければいけない」と強制的なプレッシャーを感じているためです。すると、本来素晴らしいメリットを得られる自己啓発も、ただの苦痛なノルマとなってしまい、次第に距離を置いてしまうのです。
本来は自分をもっと高める意識や行動であるはずが、エネルギーを違う方向に向けてしまっています。もし職場の上司などから押し付けられてやっているなら、考え方を変えてみましょう。
やらされている感があるのは、実は当然のことなのです。人は他人から何かをコントロールされると、本能的に抵抗したくなるものです。そのため自発的になればできる自己啓発も、意志がないと結果的にできない状態に。
自分には無理だと否定的になると、自己啓発自体にネガティブな印象を持ってしまいます。昇格するためにやる、上司に言われたからやるというのではなく、自分のためにやるのだと心を少し軽くしてみることもよいでしょう。
目標が高すぎる
自己啓発できないのは、目標が高すぎることも原因として考えられます。目指す自分の姿は、始める際に必要なポイントではありますが、目標をあまりにも高く設定するとどこから始めるべきかわからなくなったり、どうせ無理だと最初から諦めてしまったりする可能性もあります。
よくあるのは、キャリアアップで強制的に高い目標を設定させられる場合。無理なレベルに達するために努力しても失敗に終わり、自分の能力不足を感じてしまいます。
自己啓発は設計段階も大切なので、心が折れないように、達成できるレベルのゴール設定をしてみましょう。目標に達しない時、誰でも挫折感を味わい、努力が無駄になったように感じてしまいます。
その後に挑戦する際も失敗への恐れがあり、最初の一歩が踏み出せない状態に。ストレスや不安を抱える目標設定は、過度なプレッシャーも感じやすくなりますので、できるだけ避けるようにしましょう。現実的に目標を捉えると、計画も立てやすくなるはずです。
疲労が溜まっている
自己啓発はエネルギーをたくさん使うこともあり、心身ともに疲労が溜まっていると、なかなかやる気を起こせない場合もあります。疲れたと感じるのは、心身が発する危険なメッセージ。
それを無視してフル活動していると、自己啓発はできなくなってしまいます。それよりも、疲労している時は自分を休ませることが自己啓発のスタート。
回復のステップを踏みながら何もしないことを続け、心身の健康を維持することにフォーカスしましょう。自己啓発は自分を成長させ、キャリアアップにもなりますが、それは自分のためにやること。
周囲の期待や目標にこだわらず、疲れた時は十分休息を取りましょう。体と心はつながっていますので、やる気が出ないのは自分の考え方や価値観ではなく、身体的な理由があるのかもしれません。
目標が不明
自己啓発できない人の中には、やる気はあっても目標が定まっていないために効果が出ないということもあります。目標は、中身が不明だとエネルギーを消耗するだけに。
走ることと同じで、どこに向かいどの程度走るかが明確でないと、本能的に体が動かなくなってしまうでしょう。非現実的な目標はやる気を失う原因で、自分の力量に合ったものでないと自己啓発のメリットも実感できません。
具体的な行動内容を考えて少しずつ成功していくことが、目標の存在感を明確化することにもつながるでしょう。もし見切り発車した状態なら、仮のゴールを決めることも対処法になります。
完璧を目指すのではなく、できることを続けるサイクルが大切。自分が疲れない、挫折しないレベルでゴールを設定すると、気分的にも前進しやすくなるでしょう。
また、やるべきことだけでなくやらないことを考えるのも、目標を明確にするコツになります。たとえば睡眠時間を変えないなど、健康管理や生活習慣も意識するとよいですね。
環境が整っていない
自己啓発できないのは環境が整っていないことも原因で、入ってくる情報ばかりで頭が対処できないのかもしれません。たとえばスマホなら、何かに集中している時にメールの通知音が連続すると気が散ってしまいますよね。
また、本やパソコンなど、自己啓発で使わなければいけないものがあちこちにあると強制される感覚になり、自己啓発と距離を置きたくなります。
自己啓発ができないのは、物理的な距離感として、やりたいことよりもやりたくないこととの距離が近いことも想定できるでしょう。環境を整備するには、生活習慣をベースにして考えることも必要です。
たとえば寝室。ぐっすり眠れる環境があるのか、騒音がひどく眠れないことはないか。また、自己啓発をやらなければいけないという感覚になるものがカバンの中にいつも入っているなら、中身を整理してみることも必要です。
自己啓発はセミナーやネットなど、あらゆる方法で可能ですが、自分に合った環境を選ぶことも大切でしょう。文字を読むのが合わないなら音でやってみるなど、五感をうまく使ってみてください。
時間がない
よくあるのは職場で提案される自己啓発で、仕事が忙しくなかなか時間がとれず自己啓発できないケースもあります。しかしよく考えると、時間がないと思うのは自分の時間の使い方のためで、限界だと思うのは疲労が溜まっていることも関係します。
自己啓発したいのにできないと思うなら、時間を作るのではなく、時間の使い方の概念を変えることもおすすめ。今までの生活習慣の順番を変えるなど、自分なりに工夫してみましょう。
たとえば自己啓発の時間を1日30分取ると決めてしまうと強制的になり、時間が足りないと感じます。それよりも時間を決めず、移動中や入浴中など、空いている時間を有効活用することもできますよね。
また、30分という時間を3分に変えて毎日続けることも、自己啓発にはメリットがあります。時間は無意識に奪われていることもたくさんありますので、やりたくないことをずるずると考えるよりも「今日はやらない」と決めれば、悩む無駄な時間はなくなります。
習慣化できない
何かを続けるのはとても大変で、自己啓発でも重要なポイントとして捉えられます。習慣化できないのは意志の弱さではなく、脳が習慣化しないよう拒否する材料があるからなのです。
たとえば脳が考える「現状維持」。これ以上続けたら体が壊れるという時、習慣は自然とストップします。たとえばダイエット中の無理なエクササイズは、体がついてこられなくなると、毎日やっていたことが一日置き、更に週に1回と頻度が減っていくでしょう。
また、習慣化できないのは他人にやらされていることも原因です。自分で選んだことは責任を持って活動できるものの、誰かの提案でやっていることは脳が不快に感じる原因に。
自己啓発を習慣化するには、取り組む時間を短くする、内容を簡素化する、既に習慣化されていることにプラスして何かをやるといったこともおすすめです。
また、自己評価を高めるためにも判断基準を低くして、毎日やったらそれで完璧だと思い込むこともよいでしょう。
効果がわからない
筋トレで体型が変わるのとは異なり、自己啓発の効果は見極めが難しく感じるでしょう。そのような不安を抱くのは正しい感覚で、自己啓発はすぐ目に見える報酬が得られるものでないことを理解しておきましょう。
頑張っているなら何かしらの変化や成長が見られるはずですが、それ以上にストレスや疲労が多いとプラスマイナスがゼロになり、効果がないよう感じてしまうこともあるのです。
また、自己啓発においては目標が効果を感じない原因になることもあり、自分の願いが叶った時とは異なり、他人軸に振り回されてしまいます。評価基準は、あくまでも自分自身です。
しかし自己啓発しても昇格しなかったという場合、他人を納得させるのではなく自分の納得につなげることが大切。また、努力には潜伏期間があり、徐々に自分にメリットとなり返ってくることもあるので、焦らず過ごすこともよいでしょう。
自分自身が成長したら、必要なものだけでなく不要なものも判断でき、断りたい時に断る力も備わってくるはずです。
本を読んだだけでは変わらない理由
自己啓発に関する書籍はたくさんあり、ビジネスマンをはじめ、多くの人が本を読んで新たな自分作りに役立てているでしょう。書店でも人気上位によくランクインする自己啓発関連の本ですが、胸を躍らせて読んでも、生活や人間関係はあまり変わらなかったという経験がある人も多いはず。
自己啓発はあらゆるスタイルで行うことが大切で、本を読んだだけではメリットが得られないのは、次の理由があるからです。
行動に移せない可能性がある
読書習慣は集中力アップにもなり、ぜひ取り入れたいことのひとつですが、自己啓発をする際は、たとえ人気書籍を完読しても必ず効果があるとは限りません。
なぜかというと、本を読むだけで満足する可能性が高く、情報や知識を頭に入れるだけで行動に移せないことがあるからなのです。確かに読書から得られることはたくさんありますが、生活や仕事においてメリットを実感するには、何かを実践する必要があります。
読書後の達成感を活用して行動することが、自己啓発には必ず求められるのです。本を活用するなら、一冊読んだら必ず実行に移すこと。行動せずに次の本に進んでしまうと、ただ読書しただけで今の自分を改善するチャンスは訪れません。
とてもためになる書籍はたくさん市場に出回っていますので、よりメリットを実感するためにも、本から得たことを行動にシフトしましょう。
高揚感は長続きしない
自己啓発の本を読んで新しい目標を立てたり、自分を成長させるためのプランを考えたりする時間は、ポジティブな気持ちを長続きさせることが必要です。
読書した後の高揚感や達成感は、一時的に脳内でドーパミンが放出されているだけで、時間が経つと忘れてしまうことも。自己啓発に向けて読書を続けても何も変わらないのは、意志が弱いのではなく、人間の脳の仕組みが関係しているのかもしれません。
テンションがマックスになった時、何をやっても楽しく、適度な緊張感を保ちながら物事が進みます。しかしテンションが下がってくると、マックスだった時と比較して全てが退屈でつまらなくなる、または辛くなるといったことがあります。
自己啓発セミナーも同様に、得たことを大切に自分の中に収めたら、高揚感に頼らず冷静に自分と向き合うことも必要になるでしょう。
個人的な価値観だから
多くの自己啓発本は、あくまでも著者の成功法や価値観が活かされているものです。そのため全ての読者に通用する内容ではなく、本を読んでも何かしっくりこないと感じることもあるでしょう。
著者が勧める方法を全て真似しても、必ずうまくいくとはいえないのです。むしろ同じように成功できない自分がいると、ストレスや挫折感など、逆風を感じてデメリットになる場合も。
自己啓発本はストーリーを読むのとは異なり、解釈に注意が必要です、世界観が違う人に「ある」ものは、読者には「ない」ものかもしれません。
何かを得るのではなく、あるものに気づくこと。本を読んだ後に自分の感覚が明確になったなど、読書が気づきのチャンスになると、本の効果は実感しやすくなるでしょう。
視野が狭くなる
自己啓発できない人の中には、本をたくさん読んでいる人もいるはずです。書籍から得る知識はとても大切ですが、それを行動に移さないと、本の中の限られた内容だけになり、視野が極端に狭くなる可能性もあります。
たとえば成功法則のようなものは、その方法しか有効でないように感じますよね。無理やり自分を枠にはめて成長しようとしても、なかなかうまくいかないことは多いです。
自己啓発本は、著者が特定の環境で成功したことを語ったものなのですが、それが唯一の正解と誤解されがち。白か黒で判断するのではなく、自分なりのペースや自分なりのやり方に気づくことが大切です。
また、自己啓発は強制や疲労が重なると考える余裕もなくなり、視野の狭い思考になりがちです。そのままでは、いくら本を読んでも活かせないかもしれませんので、できるだけ視野を拡大してみましょう。
自己否定してしまう
自己啓発できない人は、本を読んで余計に自己否定してしまうことがあります。本を読むことが悪いのではありませんが、真面目に書かれていることをそのまま受け止めようとすると、成功者と自分の違いが浮き彫りになるでしょう。
本来自己啓発本は、読者にとっての栄養剤のようなもの。しかし自分を否定してしまうと、本に込められたメッセージは逆に凶器になるリスクもあるのです。
本には理想的な形が描かれており、現在の自分とはかなり違うでしょう。比較することはモチベーションの土台になりますが、とても真面目な人は自分の努力不足や能力不足をより実感してしまいます。
結果的に勇気づけられる内容であってもやる気をなくし、自分ができない人間に思えてしまうのです。
自己啓発に必要なこと
自己啓発は人それぞれ合う方法が異なりますし、あらゆる形で成長することが可能です。自己啓発を効果的に行うためにも、次のポイントを意識してみましょう。
人の評価は気にしない
自己啓発は、外部からのプレッシャーやストレスなどがあると、目標設定の段階で間違えてしまいます。人の評価や相手の期待に応えるよりも、自分が納得して満足できるかどうかが大切。
自分のエネルギーを守りながら、他人の基準に流されないよう境界線を作ることもよいでしょう。また、現状の自分を肯定して、今よりももっと磨きをかけるという意識が大切です。やる気が出ないのは疲れているからなど、自分を責めることはやめましょう。
心地よく続けること
自己啓発は、仕事の一部のように感じるととても負担になります。効率的に行うなら、小さな喜びや成功体験を一緒に実感することが自己啓発のコツです。
目標があっても無理に感じたり、頑張る意味がわからなくなったりすることも。そんな時に自分にご褒美をあげることも、成長をサポートするポイントになるでしょう。辛い状態で続けるよりも、楽しく心地よくできる方法を考えてみてください。
自己啓発できない人は思いきって思考転換しよう
自己啓発できない人にはいくつかの原因があると考えられますが、自己啓発は決して簡単なことではありませんので、できるところから始め、少しの成長や変化にも敏感になることが大切です。
何をするにも自分軸で考えること。無理に世界観を変えるのではなく、少しだけ違いを加えてみることも自己啓発にメリットがあるでしょう。
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