自己実現という言葉は自己啓発のセミナーでもよく聞かれますが、解釈を間違えずに自分をより高めていくことが大切です。
社会的なものだけでなく、人生に豊かにしながら理想的な自分になることです。今回は自己実現について意味や大事なポイントを詳しく解説していきましょう。
自己実現について
「自己実現」という言葉を聞くと、自分を成長させ高い目標を達成させるような意味だと解釈されがちです。
しかしそれだけでなく、自分自身を「実現」させるという意味があることも理解しないといけません。そこでまずは自己実現についてポイントごとに解説していきましょう。
自己実現の意味
自己実現とは本来の自分のままで生きることで、ありのままの状態を実現させるという意味があります。
それを目標として達成したり、自分らしい生き方で人生を豊かにしたりすると考えてもいいかもしれません。
自分らしく生きるのは決して簡単ではないもの。なぜなら私たちは常に他人の意見や評価を気にしていて、自分の強みや弱点を隠しながら生きてしまうことがよくあるからです。
自分らしさを失ったままでは後悔することも多くなりますので、人生の満足度は高くならないでしょう。
自己実現するには自分を知り受け入れることが大切です。とくにネガティブなところや抱えている問題、不安を認めて生きることが自己実現でしょう。
将来こんな人間になりたいという理想が自己実現ではなく、そのためにいま人間本来のありのままの姿になろうということが自己実現といえます。
自己実現が難しく感じる理由
自己実現したいと思っても、自分らしく生きるのが難しく思う人は世の中に多いのではないでしょうか。なぜ自分らしくできないのか難しく考える理由をご紹介します。
キャリアがはっきりしていない
自己実現をビジネス面で捉えた場合に、まずいえるのは「キャリア」がはっきりせずぼんやりしていることが原因です。
将来目指すものが明確でないと今の行動は起こせなくなり、時間の無駄遣いになってしまいます。それと同時に自分らしさを見失い、自己実現からは遠ざかっているかもしれません。
キャリアがはっきりしないと、何に向かって頑張るのかがわからないものです。このため周囲の人の意見に左右され自分らしさを失い、キャリアまであやふやなまま進んでしまうでしょう。
周囲に合わせることは場合によって必要かもしれませんが、自己実現するためには欠かせないポイントです。
キャリがみつからないのは過去の自分を理解し、今までの成果に関わらず得意なことや好きなことを考えてみるのも良いでしょう。何を大切にしているのか、自分の価値観を客観的にリサーチする機会かもしれません。
自分らしくしてはダメだと思っている
自己実現が難しく感じるのは、自分らしく生きては社会からはみ出てしまうのではないか不安があるためです。
個性的過ぎるというのは、違い自分らしさは別もので周囲の考えを優先せずに自分の意見を主張できることでしょう。
他人に振り回されると、結果的に本意ではない行動になり自分自身ではなくなってしまうのです。
職場の空気を乱さないよう我慢、人間関係を崩さないよう本音を言わないなど、周囲を思いやり過ぎることが自己実現できない原因かもしれません。
自分を窮屈にしていることは自分らしさをアピールしてないのと同じ。しかし全ての場所で自分らしさを表現するのではなく、状況に合わせて考え方を使い分ける柔軟性も求められます。
絶対に自分らしくしないといけないとストレスになり、より自分らしさも見失ってしまうでしょう。
社会的に受け入れられるためには、無理に自分らしさを追求しないほうがよいこともあるかもしれません。
あまりプレッシャーを感じずに自分らしくすることと、自己実現できないことを恐れる必要はないです。
固定観念が強い
固定観念が強いと自己実現のハードルになる可能性はありますので、選択肢や考え方の幅を狭めないよう意識してみてください。
自己実現は責任感が強い真面目な人ほど難しく感じるでしょう。常にこうあるべきだという理想があり、その価値観に添った行動を起こしています。
固定観念が強い人は自分の行動の幅を制限していますので、強みがだせず逆に弱みばかりアピールされる可能性もあるかもしれません。
人生経験が少ない、柔軟性が不足する人などは考え方が固定しやすいでしょう。自分と違う意見はすべて間違いではなく、一旦は受け入れて理解することも必要なのです。
失敗しないよう簡単な道を選択したり、未経験のこと避けたりするのも自己実現を難しくさせる理由です。
そして自分に厳しく接し「こうすべきだ」とルールに沿ってしまうことも、自分らしさをアピールするのが難しい理由でしょう。
新しい情報や考え方、価値観、今まで受け入れを拒んだものを、もっと柔軟に解釈してみてください。
自分を過小評価してしまう
自己実現が難しいのは自信の過小評価が原因です。成果が期待通りでない、または実力がないなど、否定的なところばかり見てしまう傾向は誰にでもあるかもしれません。
完璧主義だと余計に過去の挫折がトラウマになりますので、自己肯定感にはつながらないでしょう。それは客観的な評価ができないことも関係しています。
いったん自己否定や過小評価が癖になると、自分らしさを発揮するのは難しくなり、能力に見合う自分はアピールできないでしょう。
自分自身を過少評価することは自信をなくすのと同じで、結果的に自分らしく過ごすことはできないのです。
とくに他人と比較しやすい人は、ほかの人がうまくできることが自分はできないと感じやすく常に周囲が判断基準になっているでしょう。
自己肯定感が低いときは小さな成功すら評価できず、無理な目標ばかり目指しているのです。
自己実現するとこうなる!
自己実現している人には次の共通点がありますので、理想的な自分らしさを手に入れるためのコツとして取り入れてみてください。
気持ちに正直に生きる
自己実現のためには自分の気持に正直になることがまず必要です。自分らしさをうまくアピールしている人は自分を深く理解していて、心身共に健康的な日々を生きているでしょう。
たとえばやりたいことを、我慢するのは気持ちに正直ではありません。周囲の顔色を伺い過ごすことも自分の気持を受け入れていないサイン。
楽しくてもつまらない素振りをするなど、本当の気持ちを隠すのは自己実現していない証拠になるでしょう。
逆に自己実現している人は、自分の気持に正直なのでどんな感情でも自分のものだと理解して認めています。
本音に左右されているのではなく少しずつ本音を知りながら、行動したり発言したりしているため、周囲の理解者も多くなるでしょう。
嫉妬や不満、愚痴などネガティブな感情こそ客観的に自分の一部だと考えることも必要です。
今何を感じているか、何を求めているのか、他人の意見は一旦無視して自分の気持を理解してみましょう。
創造力が豊か
自己実現している人は決して自分勝手に生きているのではなく、広い視野で周囲のあらゆる意見があることをきちんと理解しています。
自分の考えだけに固執するのではなく、周囲の考えも取り入れて生きていることが特徴でしょう。そのような柔軟な考え方は、従来のやり方を新たな変える創造力にもつながっているのです。
自己実現と創造力は無関係ではなく柔軟性を養うために必要でしょう。自分が置かれたどのような環境でも自分らしく生きるためにも、広い視野を持ち創造力を持つこと。自己実現ができる人は、とても創造的で他人の気持も配慮できるようになります。
創造力とは既成概念にとらわれない価値観のことで、多様な視点を持っている人でしょう。自己実現している人は、失敗を恐れずに独自のアイデアを大切にしています。
そのためには知的好奇心を大事にして、興味を持ったことはどんどん追求していくといいですね。
人はそのまま受け入れる
自己実現している人は、他人をそのまま受け入れることができます。良いところだけでなく悪いところや自分と違うところがあるのも、否定しない姿勢が特徴でしょう。
人を受容するというのはそのまま受け入れるのではなく、違うものや嫌なものが存在することを理解して肯定することなのです。
他人をそのまま受け入れるのは決して簡単ではありませんが、それができるようになると自己実現の道は近くなっていくでしょう。
他人を受け入れるのが難しいのは「こうあるべき」という固定観念が邪魔するため。自分の思い込みはもしかしたら間違っているかもしれないと、一度角度を変えてみると相手を変えずにそのまま受け入れることができます。
たとえば付き合いにくい人の存在なら、相手の嫌なところばかり意識を集中させず、この人はこうなんだと思うことで、自分のストレスは減っていくでしょう。
人間関係の不安や怒りも解消されていきます。他人を良し悪しで判断しない価値観は、自分を受容するためにも大事です。
自分の強みを知っている
自己実現している人は、自分の強みを知っており正しく発揮しています。自分の能力や可能性とは活かしたい自分の強みのこと。
たとえば得意やスキル、他人が評価してくれる自分の強み、または自分の弱点から発見できる強みなどを活かせるかどうかでしょう。
自分の強みとは自覚しているものと自覚していないものがあり、自己実現している人は自覚してない部分を知っていることが共通します。
それは自分の知らない可能性であり、それを発揮すれば社会に役立ちさらに評価されるかもしれません。
社会貢献は自己実現にも大事なので、自分が活躍できるフィールドをイメージしながらプランを立てるといいですね。
わからないときは、自分が無理なくできることをまずはリストアップしてみてください。そして他人からよく求められることや熱中して取り組めるものなども、自己実現に役立つ強みになるでしょう。
自発的にアクションを起こす
自己実現している人は自発的にアクションを起こせますので、周囲からは行動力のある人に思われているでしょう。
人の指示を待たずに思い立って動くこと。自分勝手な判断ではなく成果を出すために状況や自分の役割を理解してアクションを起こせる人です。
仕事ならなぜやるのか、完成したイメージを明確にしながら行動をしましょう。いつも指示待ちになっている人は、小さなアクションでいいので毎日実現してみてください。
やるべきことだと思うとプレッシャーを感じますので、やりたいことを主体にしてみると指示待ちから抜けることが可能です。
また自発的にアクションを起こすとは、結果が伴わない場合もあるので失敗を恐れない勇気も大事でしょう。
そのためには相談しやすい周囲の環境を整えるなど、自分の意見が尊重されるよう変えていくことも大事です。
自律性がある
自己実現している人は自律性があり、他人から支配されたり指示されたりすることは少ないです。自分の価値観と規律に従っていますので、責任感を持って行動できる人といえるでしょう。
自律性とは自らの理念や概念、価値観などを制約されず自分で判断して行動することが必要です。
自分で決めたルールをきちんと守れるかが重要でしょう。
自分で決断したことは最後まで責任を持ってできるか。主体性と誤解されることがよくありますが、主体性は自分のことで自律性とは主体性を発揮するための原動力捉えることができます。
注意したいのは無理な自己管理では他者と連携が難しくなる場合もあり、最終的に孤立する場合もあるでしょう。そうならないためにも、他人の意見は大切にして自分の価値観で行動してみてください。
チームワークがある
自己実現できる人はチームワークがあり他人にも、興味を示すことができます。共同体感覚は社会生活でも大事なもので、周囲の人と自分を切り離さず仲間として解釈しているでしょう。
仲間は必ずしも同じ意見や価値観があるとは限りませんので、チームワークがある人はそんな違いを土台にして助け合うことができます。
たとえば同じチームの仲間が失敗した場合もあるでしょう。このケースではその人の責任にしないで、みんな同じだと考えてサポートをしてあげる必要があります。
とても当たり前のことに思いますが、自己実現をしている人は周囲がどんな人でも信頼して貢献してくれるでしょう。
なかには自分の敵になる人もいます。チームワークとは、自分らしさを活かし違う考えを持った人も助ける気持ちです。
感情をコントロールしながら、周囲と円滑なコミュニケーションできる人が自己実現を叶えた人といえるでしょう。
自己実現を叶える5つのポイントについて
自己実現を叶えるためには5つのポイントを意識してみてください。
自分の価値観を理解しよう
自分の価値観を理解することは自己実現の土台になりますので、生きる上でなにを大切にしているのか、人生に必要なものはなにかなど考えてみてください。
また逆に自分の価値観を受け入れるためには、不要なものがあることも理解する必要があります。
たとえば精神的なストレスや不安、怒りなどのネガティブ感情。または不健康な生活リズムなど。これらを総合的に理解すると自分の価値観は見えてくるでしょう。
能力にあうキャリアを見つける
自分のスキルにあったキャリアを見つけるだけでなく、能力を活かせるかどうかが大事です。
さらに自己実現するには、やりたいことを満たせるものを優先する気持ちも大事でしょう。リーダー的な存在が好きな人は、マネージャーなどの役職が向いています。
またスキルがある人は技術職など、それぞれの能力を理解して適したキャリアを見つけてください。
仕事を通じて自分をアピールするだけでなく、より成長できるものを見つけるのもおすすめでしょう。
物事は新鮮に受け止めよう
固定観念や自分の偏った考え方で物事を判断することは、自己実現には不要です。物事を新鮮に受け止めるというコンセプト、視野を広く持ち創造力を活かしながら受け入れることが必要でしょう。
新鮮に受け止めるとは、それが初めてのようにありのままであるものなのなのです。自己実現するには、置かれた環境に関係なく自分らしく過ごすこと。他人を比較せずにありのままの自分に自信をもってください。
行動は具体性を持つ
計画性のないプランはキャリアを伸ばす際にも、ハードルを高くするだけです。具体性を持ちながらアクションを起こすと、自己肯定にもつながるでしょう。このためより自分らしさをアピールしやすくなります。
当事者である意識を持つ
周囲とつながっていることを意識するのは、自己実現にも大事なポイントになります。周囲から観察している立場ではなく当事者意識を持つこと。
それは責任感を高めるためのステップであり、バランスよくあらゆる環境に馴染むコツでもあるでしょう。
人は人、という考え方も状況によっては必要ですが、敵を作らないためにも自分が当事者であることをつねに意識してください。
自己実現の解釈をしっかりと行おう
自己実現は自分らしく自然に生きるためのヒントになるものです。自分の価値観を大切にすることは人の価値観も受け入れることでしょう。
そんな余裕を持つと、あらゆる人のなかでもありのままの自分で過ごせるようになります。
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