口癖は心理背景を示すもので、気づかないけれどつい言ってしまう言葉やフレーズがある人は多いです。
口癖はその人の気持や感情、心理状態が表れやすいもので、よく観察すると人柄などが見えてくることもあるでしょう。
そこで今回は口癖でわかる心理一覧をご紹介いたしますので、どんな性格傾向なのか自分自身や身の回りの人をチェックしてみてください。
口癖ごとの心理について解説
では早速ですがよく聞かれる口癖ごとの心理背景や性格を解説していきましょう。
なんか
「なんか違う気がする」など、なんかが口々で相づちの代わりによく言ってしまうのは言葉で表現するのが苦手な心理が関係しています。
たとえば「それ違うよ」とはっきり言うと相手に悪いなど、やんわりしたものの言い方をしたいために「なんか」をつけてワンクッション置いているのでしょう。
はっきり意見を言えない人、または感覚的にざっくり話したい人もこの口癖を言う心理があります。
ほかにも自分の話を聞いてもらいたいときに、「なんかー」と切り出すこともありますので、注目してもらいたい際の口癖になるでしょう。
面倒くさい話の相手なども「なんか」とやる気なく言ってしまう場面がありますが、この口癖は多用されていてシーンごとに違った心理状況が見えてきます。
確かに
「確かにそうだよね」という口癖は、心理的に相手に協調している意味があり、この口癖を連発する人は集団意識が強い可能性があります。
確かにという言葉は相手を肯定的に受け止めている、またはそう思われたい心理の表れです。
対人関係で対立するのは嫌なので、いつも周囲に意見を合わせてしまう性格かもしれません。
ほかにも会話を早く終わらせたいときに「確かに」を使うことがありますが、言い方がぶっきらぼうだったり、感情がこもっていなかったりする場合は、その状況に飽きている可能性も。
「確かに」は自然とでてしまう言葉で、無難な回答でその場を切り抜ける際にもよく聞かれます。連発すると適当な人に見られることもあるので注意が必要ですね。
なるほど
「なるほど」という口癖の心理は、相手の意見や考え方に同調している雰囲気があるものの、実は他人の話には興味がなく自分が中心になっています。
話がつまらない、話し手が苦手など、楽しんでいないことが心理的にもわかってしまうでしょう。
本来人の話に興味があれば、「なるほど」ではなく「それでどうなったの」などもっと話を広げたくなりますよね。
なるほどという口癖はきちんと話を聞いていますよという自己アピールだけ。内心は自分の意見を曲げたくない性格で、頑固とも言えます。
自己愛が強くプライドも高めでしょう。他者と価値観を合わせるのが苦手なタイプ。「なるほど」ばかり言っていると、きちんと話を聞いているのか相手は不信感を持たれてしまうこともあるでしょう。
でも
「でも」「いや、でも」など否定する口癖は心理的に自己主張しているためで、他人の意見と食い違うのでそのような言い方になっています。
「そうだけどでもー」など、相手の考え方を受け入れたように見えますが「でも」という言葉はネガティブな意味合いがあります。
何気ない世間話で連発すると、人間関係を悪くする可能性もありますので口癖で頻繁に使ってしまう人は注意が必要でしょう。
逆の立場になり自分の発言を「でも」で否定されたら、なんとなく距離を感じますよね。誰でも心理的に相手よりも優位に立ちたいと感じることはありますが「でも」という口癖は感じが悪く聞こえてしまいます。主導権を握りたい、または相手をマウントしたい、そんな心理が見えてくるでしょう。
すみません
やたらと会話のなかで「すみません」と口癖になるのは、心理的に自分を卑下しているためです。
すみませんという言葉は、一般的に謝罪の気持ちを伝えるときに使いますよね。すみませんを連発するのは自、分に自信がなく消極的な性格であることがわかります。
たとえ自分が正しくても、アピールするのが怖いのでしょう。否定されたり他者から反論されたりしないよう、事前に自分から謝っている心理状況です。
謝る場面の「すみません」と口癖の「すみません」は少し違った印象を与えます。口癖でよく言ってしまう人は、周囲もイライラするかもしれません。
「なんでそんなに低姿勢なの?」「いつも謝っているの?」と、多用すると人間関係にも影響する可能性があります。
まあ
「まあ」が口癖の人は心理的に面倒くさがりなところがありますので、会話のなかで自分の考え方を伝えるのが面倒に感じたときなど「まあ」を連発するでしょう。
もしくは物事を否定的に捉える性格で、自分と反対する人にはやんわり対立していることを知らせるために使ってしまいます。
「まあ」は「まあそれでもいいけど」「まあそれでやってみようか」など、相手を肯定する際にも使う言葉でしょう。
逆に「まあいいでしょうそれでも」など、納得していないけど争いたくないので心理的に状況を受け入れるという意味もあります。
よく聞かれる口癖なので、人それぞれ性格の違いも関係しますが、「まあ」はクッション言葉になるので自己肯定感が低いときにも言ってしまう心理があるでしょう。
要するに
口癖の心理で「要するに」をよく使う人は、周囲から距離を置かれるかもしれないので注意しましょう。
「要」という言葉には、今までの話をまとめるという意味がありますので、要するにとは要点をまとめて伝える際に使う言葉です。
たとえば自分が伝えた話のリアクションで、相手が「要するにこういうことなんでしょ」と言って来ると失礼な印象を受けますよね。
「要するに」を多用するのは、人間関係でも注意が必要でせっかちな人や理屈っぽい人に見られます。
人の話をじっくり聞けないタイプ、または自分の考え方を強引に伝えたいタイプでしょう。あまり使い過ぎると反感を買ってしまうこともありますので、口癖にならないよう意識したいですね。
だから
「だから」という口癖は心理的に自己主張が激しいためで、コミュニケーションのなかでも物事を決める言い方をよくするタイプです。
「だから言ったでしょ」「だからいつも失敗するんだよ」など、自分の考えが常に正しいと自信を持っているのでそれを相手に認めさせたいのです。
職場なら上司や先輩が、自分より目下の人によく言う口癖でしょう「だから」といわれるとあまりいい気がしないのは自然なことです。
それは相手が自己顕示欲をアピールしているためで、言われると反論する気もなくなりますよね。
この性格の人は、何を言っても聞き入れることができず頑固な人です。強引に自分の意見でまとめたがり、失敗すると人のせいにするかもしれません。
ここだけの話
「ここだけの話」という口癖は、心理的に相手と付き合いをしたい気持ちが表れています。もっと親しくしたい人に、二人だけの秘密を持つような場面もあるでしょう。
内緒話を打ち明けるときによく使われる言葉ですよね。これが口癖になるのは、自分が情報を提供して「相手からもなにかお返しがくるだろう」と期待している心理もあります。
自己開示の返報性でもあり、暗黙の了解で深くつながっているとアピールしているのでしょう。
またもっと情報が欲しいときに「ここだけの話」と自ら切り出し、相手の出方を待つこともあります。
「そうなんだよね…この前はさ」など、秘密の共有で相手も心を開いてうっかり大事な話をしてしまうこともあるでしょう。その場の雰囲気に流されないよう、周囲は気をつけたほうがいいでしょう。
すごい
「すごい」という口癖は、心理的に相手を素直に絶賛している意味がありますが、それ以外にも自分よりも上の人を褒めてご機嫌をとる心理背景も関係しています。
社交辞令がうまく、誰とでも仲良くなるタイプでしょう。自分が興味を持つ人には「すごい」を連発して近づくこともあります。
すごいと他人から言われるのは決して悪い気がするものではありませんが、軽々しく言われると本気度がわからないですよね。
「すごい」というのはその相手に憧れている心理もありますが、ただ発言するだけでは自分は成長できません。
すごい人になるために今なにができるか考えたり、絶賛したりすることを控えてアクションを起こすのが自分のメリットになるでしょう。
ちょっと
「ちょっと」が口癖になるのは心理的に人に気をつかうためで、柔らかく相手に接したい際に発言の前に「ちょっと」を使うことがあります。
本音を隠したい心理がありますので、なかなか正直になれない性格かもしれません。たとえばなにかごかましたいときに「ちょっと具合が悪くて」と使うことがあります。
「ちょっと」を連発する人は、性格の裏表がある可能性もありますので本音を引き出すためにはもっと会話を広げるようにしましょう。
自信がないときも「ちょっと」は使ってしまいますが、クッション言葉として使う際は必ず自分の本音はどこかでアピールしたいですよね。
また相手と対立したくないときも「ちょっと」を使うことはありますので、本音が隠されているのだと理解して接してみましょう。
なんで
「なんで」という口癖は、会話に苦手意識がある人が心理的に間をもたせるために使うことがあります。
または相手に共感を求めているときなど、無意識に感情の防衛を行っている心理背景も関係しているでしょう。
なんでは頻繁に言ってしまう口癖のひとつで、基本的に相手と議論して自分が優位に立ちたい、または優位に立てる自信があるため。
自己開示したい人、または自己防衛したいふたつのタイプにわかれるでしょう。知的好奇心が強い人ならなにかにつけて「なんで」を使い徹底的に話の真意や原因を理解しようとします。
純粋な探求心から起こるもので、普段から積極的にリサーチをするタイプ。まれにマウントする人もいますのでやたらと「なんで」を会話で連発するのは、相手を試している可能性があるでしょう。
ていうか
多くの人が使っている「ていうか」という口癖は、心理的に話ながら発言内容を考えているためで、頭のなかで整理せずなにか言いたいので「ていうか」がでてしまうのでしょう。
少し注意したいのは「ていうか」は、相手の考えや意見を軌道修正する雰囲気がありますので、言われる人は否定されている気分になってしまうことです。
別の視点から言い直す、または反論する際にもこの口癖を使うことがあるでしょう。会話の最初に言ってしまうと、ネガティブな性格に思われ周囲は不快感を抱く可能性もあります。
話題転換する際は有効な言葉なのですが、好感度を下げるリスクも注意が必要でしょう。自分のほうが優れている、そんな態度に思われてしまいます。
絶対
「絶対」が口癖の心理は自己否定や自信のなさをアピールしているもので、「絶対」という言葉は相手に言っているのではなく、自分に対して絶対大丈夫だと言い聞かせている可能性があります。
たとえば根拠がないとき、「絶対そうだよ」など多用する人は言葉とは裏腹に自信がないため。
逆にその通りに自己主張して、自分が絶対に正しいことをアピールする際にも使ってしまうでしょう。
自分の価値を認めてもらいたい、または自己アピールが強い人も言ってしまいます。「絶対」を使い過ぎると、ビジネスシーンでは逆に無責任な印象を与える恐れも。
人間関係がうまくいかないときは、この口癖を少し減らしてみることも大切でしょう。絶対という言葉の印象はとても強いので、使うシーンを考えるといいですね。
フレーズからわかる性格
特定のフレーズを頻繁に使うとき、心理状態が反映しているかもしれません。よく聞かれるフレーズの心理的な意味をそれぞれ解説しましょう。
言ってませんでしたか
「言ってませんでしたか?」という言葉は、マウントしている心理があり優越感を持ちたいときに使う傾向があります。
または自分を正当化して守りたいときも同じです。「言ってませんでしたか」は相手は知らないけど自分は知っているという状況を作り、自分の方が優れていると思わせたいのでしょう。
ほかにも責任転嫁する際も、このフレーズを使うことがあります。自分を守るためで相手から指摘された際、自分ではなくあなたのせいだと言いたいときに「言ってませんでしたか」となるでしょう。
間違えたのは言ったあなたのせいです、ということなのでしょう。場合によって単なる言い忘れを指摘する際にも使います。自分の記憶違いではないことをアピールする際にもよく使われているでしょう。
まあなんとなく
「まあなんとなく」というフレーズは、日常会話でもよく聞かれますよね。心理的には心に余裕がない、または自己防衛している意味が隠されています。
自分の責任にされたくないとき、でも相手のせいにはしたくないことも。そんなときも曖昧な状態にするために「まあなんとなく」を使ってしまうでしょう。
人によっては直感を重視している場合もあり、深く考えず感覚で発言をしています。またはストレスやプレッシャーから逃れるために、原因から距離を置く際にも使うでしょう。
ビジネスシーンなら仕事のミスを上司に指摘されることもありますよね。「なんでこうなったんだ」と聞かれて「なんとなくそうだと思ったからです」など、防衛本能が混ざっている雰囲気が相手に伝わるでしょう。
どうしましょうか
「どうしましょうか」というフレーズは、相手に判断をゆだねている意味がありますので、心理的にはストレスや悩みを抱えている可能性があります。
マイナスな印象を与えがちな口癖がたくさんあり、「どうしましょうか」も相手はあまりよく受け止めないかもしれません。
逆にプライドが高い人などなら、このように依存されることはいいでしょう。相手にプレッシャーをかけずに、自分の意見を伝える場合は「私はこっちのほうがいいと思いますが、どうしましょうか」と、相手にも判断してもらう公平な立場になることがおすすめです。
私がやったほうが早い
家庭でも職場でも聞かれるこのフレーズは、相手より自分のほうができるアピールになっています。
言われた人は少し不快な気持になるでしょう。そして仕事の処理能力により、自分のほうが早くできるという場面も。
このフレーズをよく使う人は頼まれたら断れないタイプも多く、長期的に考えると自分のキャパを超えて負担になる可能性もあります。
自分ひとりではなくチームとして誰かにサポートしてもらう、または周囲とバランスを見直すということも大事でしょう。
強い責任感は大事ですが、すべて自分でやってしまうと周りが経験不足になりいつも自分の役回りになってしまいます。
今後は言い方に気をつけて、「今回は手が空いているので私がやっておきますね」などワンクッション置くといいフレーズですね。
口癖から分かる心理を知ることも大切に
口癖は心理状態やその人の考え方などがわかりますので、気になる存在がいるなら普段から観察してみてください。
つい言ってしまう言葉は誰にでもあります。口癖は連発することで、会話の流れが変わったり相手に与えたりする自分の印象も変えてしまう可能性があるでしょう
それぞれの口癖に関連する、心理的な意味を理解して自己分析してみてくださいね。
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